バウムテスト活用マニュアル―精神症状と問題行動の評価
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ぱっと見てグー。 |
「時々、バウムテストを行うが、いまいち解釈に自信がない」そんな時に見つけたのがこの本でした。多くの事例に詳細な指標、解釈がつけられて大変分かりやすく、自分の解釈の参考にもなります。ただ、フランスと日本の文化差は?気になるところです。
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たしかに参考になる。でも文化差は? |
内向−外向、不安などといったサインの表れている描画が10−50歳代で例示されています。各描画ごとに2−3行のコメントが書かれてあり、具体的にどのような描画特徴がその章のテーマとなっているサインとなり得るのか、よくわかります。
本の末尾に描画特徴と所見(内向、外向、知的障害、薬物・アルコール依存など)とを対比させた表があり、これも実際に使う場面で参考になります。
もとはフランスの本。そのため、翻訳者による補足として、フランスと日本との精神医学、臨床心理学用語のずれを埋める「解題」という章が設けられています。(本文中にも注がときおりついています。)
でも、フランス人と日本人の描画の違いについての指摘はありません。この辺の文化的ミゾは当然あると思うので、ちょ!?!!?と残念です。臨床経験浅い身としてはどこが違うとまでは言えません。(まあ、概ね似ているのかもしれませんが。)少なくとも、ほかの、日本人の描画特徴について、欧米人によるものとの差の点から考察した本や論文も併読する必要がありそうだ、とだけは言えそうです。
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専門家は持っておきたい |
バウムテスト(樹木画)は、発達、精神状態、人格、職業適性などの判定や、広く臨床の場でも使われている。最近書かれた良い解説書が少なかった。これはフランスの精神医学者によるバウムテスト実例集で、被験者の簡単なデータとともに絵が解説されている。研究者の一部には無理に数値化し解析する向きもあるが、こういった個々の症例のほうが、臨床心理や精神医療に実際に携わる人々には参考になると思われる。巻末に所見の一覧表が作成されているのもありがたい。
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待望の翻訳がついに出版 |
フランスの司法精神鑑定の中で「夢の木法」なるテスト法があるという情報を訳者から聞いて,見よう見まねで実施していました。非常に面白い方法で,「教示によって,バウムが変化する」様子を目の当たりにしてびっくりしたことを思えています。
ただ,事例を積み重ねるに連れ,原著を読みたくてたまらなくなりました。このたびやっと翻訳が完成したわけです。
これまでのバウムテストと同じ部分と異なる部分がありますが,バウムテストに習熟した人には,非常に理解しやすい方法ですし,バウムテストの初心者にも現実の事例を比較的よく表現してくれるという意味でびっくりされることがあると思います。
良心的な価格でもあり,バウムテスト,描画テストに関心のある方はぜひ購入されることを勧めます。
臨床で心理テストを使っている人については必読です。これからは,この本を読まずしてバウムテストは語れなくなると思います。


