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追補 精神科診断面接のコツ

追補 精神科診断面接のコツ 人気ランキング : 41300位
定価 : \3,150
販売元 : 岩崎学術出版社
発売日 : 1995/02/01
発送可能時期 : 通常24時間以内に発送
価格 : \3,150

予想を裏切る好著

タイトルを読んで、統合失調症の面接はこういう風に、うつ病の面接はこういう風に、といったハウツーを予想していたのですが、見事に裏切られました。面接をするときの一般的な心懸け、試してみたい修養、のような一言で済ませられない「コツ」で満たされた本です。

教科書ではあまり触れられていない内容で、とまどいましたが読了は出来ます。あとがきで述べていますが、著者が敢えて意図した形式のようです。精神病理の先生がたの書く文章から、翻訳哲学調の難解さを消し去った感じの文章に思いました。

無視できない存在感を漂わせた本書から、著者の力量がうかがわれます。

心身のありようを正確に把握するために

「診断」という言葉のために、医師のためだけの面接技術に関する本ととらえられがちだが、面接という場を介して五感を最大に活用することで相手の心身状態を正確に把握することを目的としている。医療にとどまらず、「面接」が欠かせない職業(人事、福祉…)にもひろく有用と思う。

診断の機能、面接の場の作り方、非言語的所見の重要性、「なぜ」という言葉の有害性、等々、面接の基礎をつくるヒントが多数盛り込まれている。「空疎な正論」は一切書かれていない。もちろんスポーツと同様にトレーニングしなければ身に付かないが。

大学の教官として在籍中に書かれたものだが、その趣はむしろ「職人」である。頭脳は優秀でも人の話を聞かない「医学者」ばかりの現状を憂う人は多いと思う。DSMで粗雑な思考になりつつある精神科医にあらためて著者の次の皮肉を噛みしめてもらいたい。「誤ったデータに基づき、正しい考察がなされるなら、必ず誤った判断に到達する」

名著である

医学生であるが、doctorに勧められ購入した。
正直言って、学生にはとても難しい本で内容を十分に理解できたとは思わない。
だが、名著であることだけは間違いない。
精神科の面接はこれだけ気を配ってもなお足りないと思わせるような迫力がそこにはある。

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